
株式会社遊覧座 代表取締役の斗澤(とざわ)です。企業のチームビルディング向けに、2022年からサービス提供を開始した和太鼓ワークショップですが、早3年で数十件の企業に採用いただくことができました。この記事では、和太鼓ワークショップの概要や魅力、具体的な体験内容を紹介します。
記事を読むよりも、サービス資料をダウンロードして手元で見たい、社内に資料共有したいという方は、以下からダウンロードいただけます。記事には記載されていない会場例や提供価格もご覧いただけますので、ぜひお取り寄せください。
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和太鼓を使ったチームビルディング・ワークショップとは?

和太鼓ワークショップは、弊社が提供している和太鼓を使ったアクティビティです。和太鼓の体験を通じて、企業向けにチームビルディングの機会を提供しています。私たちが住む日本において、もともと太鼓は人と人のコミュニケーションを助けてきました。その魅力をメニューに詰め込んで、オリジナルのチームビルディング・ワークショップとして仕上げました。
サービスページはこちら
https://yuranza.com/workshops
これまで体験いただいた皆様のご意見を集めると、この和太鼓ワークショップの特長は以下の3つに集約されます。
- 体を動かすアクティビティである
- ノンバーバル・コミュニケーションである
- 和太鼓という日本文化に触れられる
それぞれの特長を簡単に紹介します。
【特長1】体を動かすアクティビティである
和太鼓はご想像の通り、バチ2本を持って太鼓を叩きます。腕、肩まわりはもちろん、腕の上下運動を支える背筋や体幹など、自然と全身を使った運動になります。更には太鼓を叩くという行為、そして太鼓の振動を浴びることで、ストレス解消、脳の活性化、リラックス効果を得ることもでき、デスクワークで疲れた心身をリフレッシュできます。
【特長2】ノンバーバル・コミュニケーションである
和太鼓ワークショップは、太鼓を使った様々なゲームを楽しんだり、メンバーと一緒にリズムを合わせていきます。それらに言語は必要なく、太鼓の音とリズムでコミュニケーションを取っていきます。初対面同士のメンバーでも、様々な母国語を持つ多国籍のメンバーでも、同じ目線で楽しめるワークショップです。
【特長3】和太鼓という日本文化に触れられる
日本において太鼓は人と人のコミュニケーションを支えてきました。時には太鼓の音が届く距離で集落の範囲を定めたり、時刻を知らせたり、太鼓の音に合わせて船の帆を引っ張り上げたりと。そしてその太鼓は牛の皮やけやきの木など、生き物から作られている日本の伝統工芸品です。生き物の命を借りて、太鼓を通じて人と人が支え合う。命や物を大切にする日本の精神を太鼓から感じていただけます。
チームビルディング・ワークショップの概要

和太鼓ワークショップの概要を紹介します。
所要時間と流れ
以下がワークショップの基本形です。

太鼓でリズムを叩いて、ゲームを楽しんで、合奏にチャレンジするといった体験を60分程度、その後は休憩を挟んでワークショップ講師(プロ和太鼓奏者)によるソロパフォーマンスを披露させていただき、約90分前後でワークショップを終了します。
上記はあくまでベースとして提供している内容になります。所用時間をショート版(60分)やロング版(120分)に変更したり、内容をゲーム多めや演奏多めなどバランス調整するなど、ご要望に合わせてカスタマイズ提供も可能です。
初対面のメンバーが多い、グローバルメンバーが初めて集る、といったシチュエーションだとゲーム多めがオススメです。ある程度普段から一緒に業務を取り組んでいるメンバーであれば、演奏にチャレンジすると団結力アップを期待できます。
開催会場
弊社の和太鼓ワークショップは出張型であり、以下のような会場で行います。
- お寺・神社
- 文化ホール・リハーサルルーム・体育館
- 音楽スタジオ
- 野外広場
- ご依頼主のオフィス
ご希望のエリアを教えていただければ、弊社で会場を探して手配します。会場の空き状況を考えると2ヶ月以上前を目標にお問い合わせいただくのがベストです。参加予定の人数で候補会場も変わってきますので、一度ご相談いただけますと幸いです。



お寺や神社での開催は特に人気です。和の空間に包まれて日本文化に触れる体験ができるのは文句なしです。ただし、開催をご了承いただけるお寺や神社は限られており、尚且つ法事などの行事と重ならないタイミングになりますので、要調整となります。
文化施設やスタジオにも綺麗で広い会場がたくさんありますので、まずはご希望の人数や日時、開催エリアをお伝えいただけますと嬉しく思います。
ワークショップ講師:プロ和太鼓奏者 神谷俊一郎
弊社の和太鼓ワークショップは、プロ和太鼓奏者 神谷俊一郎が進行します。

- 愛知県と東京都を中心に和太鼓の演奏活動、作曲、舞台演出を行う
- 企業や教育機関へのワークショップにも力を注ぐ
- 国内外含め累計1,000以上の劇場公演を経験
- 全米最大のアートフェスティバル「Burning Man」に史上初招待和楽器奏者として出演
神谷俊一郎の詳細なプロフィールはこちらをご覧ください。
https://www.shun-matoinokai.com/profile
プロフィールの通り、国内外で累計1,000以上の劇場公演を経験してきた神谷俊一郎。彼と作り上げた和太鼓ワークショップのフィナーレは、神谷俊一郎の大太鼓ソロパフォーマンスを披露します。太鼓に触れた後に見るプロのパフォーマンスに何を感じるか、ぜひ体感してください。
こちらの動画はとある和太鼓ワークショップのフィナーレの映像です。動画は6人編成バージョンですが、通常はソロパフォーマンスをお届けしています。間近で見るソロのパフォーマンスも圧巻です。
チームビルディング・ワークショップのゲーム紹介
最後にゲームメニューの一例を紹介します。1対多、1対1、多対多など、様々な面でチームビルディングをサポートできるゲームを用意しています。
【ゲーム1】やまびこゲーム(1対多)

- やまびこのように、講師が叩いたフレーズを反復して真似をするゲーム
- 太鼓のフレーズだけでなく、動きや声もすべて真似をする
- 講師のフレーズがどんどん難しく、速くなっていくので、どこまでついていけるか挑戦
- 体験者の中からもフレーズを出す役をやっていただき、全体の一体感を試す
やまびこゲームは1対多のゲームです。1人が出すフレーズを全員が真似します。体験者からもフレーズを出す役をやっていただきますが、これが結構個性出ます。全員ができそうなフレーズを選んで全体の統一感を目指す方もいれば、あえて難しいフレーズを出したり変な動きをして会場に笑いをもたらしてくれる参加者もおります。どんなキャラクターの方がいらっしゃるかでガラッと変わるゲームです。
【ゲーム2】ペアゲーム(1対1)

- ペアで向かい合って、数を数えながら太鼓を叩く(数は心の中で数えます!)
- 目と目で見つめ合いながら叩き、お題をペアでクリアできるか挑戦(49でピタッと止める、など)
- お題がどんどん難しくなるのでペアでクリアを目指す(20と25は叩かず、49で止める、など)
- ペアはローテーションしていろいろな方と相性を試す
ペアで行う1対1のゲームです。常に相手と見つめ合って行うので皆さん照れて数を忘れてしまったり、逆に数を数えることに必死になって相手を見つめることを忘れてしまったり。和太鼓ワークショップのど鉄板ゲームです。
心療内科の先生と一緒に考案したゲームで、目と目で見つめ合って一緒に何かに取り組むことで、その結果が成功でも失敗でも自然と相手との心の距離が縮まります。
【ゲーム3】ドンハイゲーム(多対多)

- 複数名のグループでサークルを作って行うゲーム
- 1人が太鼓を「ドン」と叩いたら「ハイ」と言って次の人を指名して続けていく
- 「ハイ」の部分が相手の趣味や好きな食べ物で指名するように変化
- 協力して30回ノーミスで続ける、あるいはグループ対抗で一番多く続けられたチームを決める
複数名のグループで行う多対多のゲームです。「ドン(叩く)」「ハイ(相手を指す)」「ドン(叩く)」「ハイ(相手を指す)」とテンポよく続けていきます。
「ハイ」と言って次の人にパスする部分が、相手の趣味や好きな食べ物の名前に変わります。つまり、グループメンバーの趣味や好きな食べ物を覚えなくてはなりません。「寿司」など言いやすいものを自分の好きな食べ物で挙げた人は当てられやすかったりします。笑い必至、ドタバタ必至のゲームですが、相手のパーソナルな面も知りながら一緒に楽しめるど鉄板ゲームの1つです。

ゲームの他にも【打ち込み】といって和太鼓を打ち続けて自分の限界を超えるといった、プロ和太鼓奏者も修行で取り入れているものを体験したり、【一発合わせ】という全員で一発をビッタリ合わせるチャレンジをしたり、ひとしきり太鼓を叩いて息が上がったところで【瞑想】をして自分の内面と向き合う時間を作ったりと、紹介しきれないたくさんのメニューが選択肢にあります。
まとめ
以下、和太鼓ワークショップのまとめです。
- 和太鼓を使ったアクティビティで、体を動かして、汗をかくことができる
- 日本文化に触れるノンバーバル・コミュニケーションであり、言語の壁を超えられる
- 所用時間は90分程度(60分の体験とプロのパフォーマンス)であり、カスタマイズ可能である
- 初対面メンバーはゲーム中心、よく知ったメンバーなら演奏にチャレンジがオススメ
- 出張型のワークショップであり、お寺・神社、文化施設、スタジオなどが会場候補である
ここまで弊社の和太鼓ワークショップを紹介しました。特長や内容を具体的にイメージできておりましたら嬉しいです。現在まで数十件以上の企業に提供してきましたが、毎回たくさんの笑いが巻き起こります。太鼓という日本文化が人と人のコミュニケーションを助ける、その現代のあり方を作っていきたいと思うばかりです。
具体的な会場候補や費用感を知りたい方は、ぜひサービス資料をダウンロードください。気になる点がありましたら、気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。皆様のチームビルディングに協力できることを願っております。
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